ビジネス書から学んだ価値ある一節

経営、ビジネスに関わることを中心に、ビジネス書から私が学んだ「重要だと思ったキーワードや一節」を最大3つまとめていきます

200人超の学生アンケートの分析。両親の家庭教育を振り返って感謝している点、直してほしかった点を知りたい方に

「育児本」にして、本質的には「リーダーシップを伸ばすビジネス書」、著名教育者からの圧倒的な支持というキャッチを見て、教育に関する視点を増やしたいと思い読んだ本。「東大・京大・早慶を中心とした学生の中で、学生時代に突出したリーダーシップを発揮してさまざまなグローバル企業に進んだ学生」(200人超)が親の教育をどのように評価しているのかを知りたい人にお薦めの本。両親の家庭教育を振り返って感謝している点、直してほしかった点のアンケート結果に基づいた書籍で、この書籍をもとに自分なりのメッセージを作りたい方向けだと思う。

この本で私が重要だと思ったキーワードや一節

  1. コミュニケーション能力の中でもとくに重要なのが「パースペクティブ・テイキング」(相手の視点で物事をみること)、相手と視点やフレームワーク、価値観、見ている全体像が違うときに、相手の視点に立って考えられるかどうかだ。(P166)
  2. 子供に勉強させるうえで、この「周りの人も頑張っている」という環境要素は決定的な影響力を持つ。(P223)
  3. 何でもただ褒めるのではなく、子供の努力を引き出すために「どうほめるか」が親の腕のみせどころ(P325)

出典:「一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる」 ミセス・パンプキン (著), ムーギー・キム (著) ダイヤモンド社 (2016/2/19)

感じたこと、気付いたこと

相手の視点にたって考えることをどのように教育していくか、それが大人になってからも組織で成果を出すときに必要な能力だと思う。そのためにどうするかの正解は分からないので、試行錯誤することに成りそうが・・・

また、教育する側の立居振舞、環境はやはり大事だということは再確認。そして、成果より、長期的な成果につながるであろう行動を褒めることが大事というのは、他のビジネス書にも共通するところだと思った。

答えを欲して読むのではなく、教える側の行動を振り返る視点を得る目的として、参考になる一冊。

一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる