ビジネス書から学んだ価値ある一節

経営、ビジネスに関わることを中心に、ビジネス書から私が学んだ「重要だと思ったキーワードや一節」を最大3つまとめていきます

効果的な復習に、行動科学の視点が参考になる

行動科学に基づいた復習とは?を知る目的で読んだ本。過去の著者の本、行動科学を再確認しながら具体的に復習をどのようにするのか具体的なイメージが持てる本。教育を受講する側にとっても価値あるが、実施する側にも価値ある本だと思う。

この本で私が重要だと思ったキーワードや一節

  1. 学力向上のために地道な努力は必要ですが、みなさんがすべきことはたったの2つしかないのです。それは
    ・(お子さんに)勉強のやり方を知ってもらうこと
    ・(その勉強のやり方を)継続する方法をしってもらうこと(P18)
  2. 復習の流れチェックシート「書き出し」
    【1】その日の授業の内容を何も見ずに書き出したか?
    (1)教科名を書いたか?
    (2)その授業のテーマを書き尽くしたか?(後略)(P45)
  3. ターゲット行動を増やすときは、次のような流れになります。
    1)行動のヘルプ(補助)を作る
    2)動機づけ条件をつくる
    3)行動のハードルを低くする(P71)

出典:「行動科学に基づいた驚異の「復習継続法」」 石田 淳 (著), 長野雅弘 (著) パンローリング株式会社 (2014/8/9)

感じたこと、気付いたこと

効果的と言われる分散学習だが、実際には行動を継続できない人が多い。まずこの点で、行動科学のアプローチで分散学習(復習)を継続する方法が明示され、効果的な方法の一つだと思う。

復習という「人によって手順が異なる」「具体的な行動があいまい」といった行動を、準備、書き出し、点検・学習、完成、発展の5段階の視点で「復習の流れチェックシート」で具体的に示されているのは、自分なりのチェックシートを作成するうえでも参考になると思う。

また、「思い出し」という行動を具体的にし、アウトプットによる記憶効果もあるように思った。 「目標シート」「復習チェックシート」「継続シート」など様式が参考になる。

行動科学に基づいた驚異の「復習継続法」