ビジネス書から学んだ価値ある一節

経営、ビジネスに関わることを中心に、ビジネス書から私が学んだ「重要だと思ったキーワードや一節」を最大3つまとめていきます

ビジネスパーソンの成長段階は10ステージ。その成長段階と育成方法には共通性がある

「新人、ベテラン両方に聞く仕事の適切な割り当て、タイミングの合った支援、公平な評価ができる、教え方・育て方の「ものさし」、というキャッチをみて、タイプ別の教え方のポイントを知りたいと思い読んだ本。部下の段階に応じた育成の考え方として、参考になる一冊だった。。

この本で私が重要だと思ったキーワードや一節

  1. ・部下には段階がある
    ・段階に合わせた育成方法がある
    ・段階と育成方法は業種や職種を問わず普遍性がある。(Kindle 位置No.26)
  2. しかし最近は、組織の一人ひとりがどのような役割を担い、周囲からどのような期待を受け、どの程度の力量を持っているのか、部下の(成長)段階が見えにくくなってきた(Kindle 位置No.274)
  3. Off-JTトランジションの入口のサインや出口のサインを気づかせるための有効な機会だと考えられる(Kindle 位置No.1322)

出典:「部下育成の教科書」 山田 直人 (著), 木越 智彰 (著), 本杉 健 (著) ダイヤモンド社 (2012/3/9)

感じたこと、気付いたこと

部下の成長段階に合わせた育成が必要。 そして、その段階に合わせた育成に業界や職種を越えた共通性があるということがメッセージの一つ。

ビジネスパーソンの10ステージが明示され、それぞれのポイントが整理されているので、 まず部下の現状把握に活用すると、育成方法における課題が整理され、効果的・効率的な育成ができると思った。

そして、環境の変化、組織の変化スピードに対して、各自に求める役割等が整理しきれていないために、 育成のスピードが上がっていないことを再確認。 これは上司側の問題としてきっちりと受け止めるべき。

研修の必要性について少し疑問を感じていたが、 off-JTトランジション(成長段階の変わり目)の入り口や出口のサインを気付かせるための機会という説明で、その必要性がしっくりときた。

部下に何を求めるかの視点、成長段階を意識して育成する視点として、今後参考にしたい。

部下育成の教科書